米国特許公報の豆知識。(4) 公開公報
実家から梨が一箱届きました♪
「天高く、人も馬も肥ゆる秋。」の第一陣?
梨は、香港では「肺を潤し咳を止める食物」と言われているのだそうです。
そういえば、涼しくなってきた途端、周囲に風邪気味さんが急増しています。
モニターを見ながら、咳をしている人はいませんか~?風邪ぎみのみなさま、お大事に。。。
┌-----------------------------┐
本日のお題 【米国特許公報の豆知識。(4) 公開公報 】
└-----------------------------┘
これも、有名な話ですが・・・。
米国の公開公報って、「出願人名」の記載されていない場合がありますね。
(注:正確には、出願人ではなく「譲受人=Assignee」です。)
例えば、これは Assigneeの記載されている例。
(クリック→別ウィンドウで拡大表示。)
こちらはAssigneeが記載されていない例です。
(クリック→別ウィンドウで拡大表示。)
Assigneeが記載されるとすれば、Appl.No.(出願番号)の上なのですが、それがありません。
発明者名の後に(DE)と入っているので、ドイツの会社かな?と想像してみる程度ですよね。
米国特許は、原則として「特許は発明者のもの」で、企業は「発明者の特許権を譲り受けるもの」なのですね。米国の出願手続きで「譲渡証」 を書くのは、そのためです。
大雑把に分けると、公開公報に譲受人が記載されているものは、出願時点で譲渡証が提出されているもの。譲受人が記載されていないのは、 出願時点で譲渡証が出ていないもの、です。
さて、
米国公開公報に譲受人が記載されておらず、 出願人を確認したい場合
があったとします。
無料の検索で、出願人を確認できる可能性が高いのはesp@cenet。
(他に、USPTOのPAIR でわかる場合もあります。 これは別の機会に。)
ですが、
いつも大活躍?のesp@ cenetも、ちょっと注意が必要。
公開段階の米国特許の、出願人を調べたいな・・・という時は、
公開番号ではなく、出願番号で検索しましょう。
例えば・・・先ほどの例の「米国公開2005-123456」番。
この公開番号で、esp@cenetで検索をしますと・・・
(クリックすると、別ウィンドウで拡大表示します。)
出願人がBOSCH SIEMENSとあるので、「あっ、これが出願人ね~。」と思います。
が、
よ~く見ると、[US2005123456]が出願番号として、検索されています。
(私も一瞬「BOSCHの出願ね~。」と、騙されかかりました。。。)
そういうわけで、大事なのでもう一度言いますね。
公開段階の米国特許の、出願人を調べたいな・・・という時は、
公開番号ではなく、出願番号で検索しましょう。
公報には、出願番号は、10/497893 と記載されていますが、
これを「国2文字+出願年+連続番号」として、入力&検索します。
国はUS、連続番号はスラッシュの後ろ6桁、497893 です。
出願年は、Filed: の項目があれば、その出願年を使います。
この例だと、PCTの出願日しか入っていないので、
勘を働かせて(爆)、2003か2004あたり・・・で、試してみる事に。
・・・で、「US2004497893」 で番号検索した結果です。
特許公報番号、US2005123456 がヒットしています。
ただ・・・出願人が空欄になっています。
ここで諦めてはいけません。
INPADOCのパテントファミリーデータがありますので、
このリンクから、対応EP出願などを確認します。
対応EP出願の情報がこちら↓です。
対応EPの出願人が OMX GMBH (DE) であると、確認できます。
少しでもお役に立ちましたでしょうか?
このブログをお気に入りに追加しませんか? (3秒で完了します!)
| メールマガジンも如何ですか? |
| 固定リンク






コメント
とても役立ちました、ありがとうございました。
投稿: kawa | 2009/04/01 11:56